こんにちはヒロ銭です。
投資をこれから始める方は「投資には興味あるけど何からしたらいいの?」「株って損しそう…」「損しない投資をしたい」と分からないことだらけで不安も多いですよね。
そもそも小学校から大学まで学校に行っても、授業で一切教えてくれないから分からなくて当然です。
そのせいもあって日本人の投資に対する金融リテラシーはとても低く、銀行の口座に預けるだけの預貯金が圧倒時に多くなっています。
そこで今回は、投資に興味を持っている人や、これから投資を始めようと考えている人向けに【超初心者向け】の投資の種類とその解説をやさしく解説します。
初心者向けなので、毎日株を売買して儲ける方法(=デイトレード)や、大儲けして大金を得る方法ではありません。
ディフェンシブでローリスクローリターンですが、多くの投資家もおススメしている投資方法なので、安心してやってみてください。
分からない単語も多いと思うので、そちらも説明しながら解説していきますね。
目次
投資にはいくら用意すればいいの?
まずは投資未経験者の質問上位のこの問題。いわゆる「必要資金問題」です。
これは個人や世帯の収入、家族構成、年齢等によって大きく変わってきますが、一つの目安として「3か月分の生活費は貯蓄に回し、それ以外を投資に回す」がよく言われています。
投資自体は色んな種類や方法があり100円~できるものもあります。
『貯蓄』と『投資』
『貯蓄』:お金を貯めて蓄えること=普通預金、定期預金など
『投資』:将来有望な投資先に長期的に資金を投じること=株、投資信託、国債、不動産、FXなど
ヒロ銭的には、初心者だけどこれから投資をやっていこうと考えている人は、毎月の収入の10~20%を投資にまわせばいいと思います。
生活費や急にお金が必要になる事もあるので、収入の全てを貯蓄にまわすのは絶対NGです。
投資目安金額
◆年収450万円(ボーナスなし)の場合
・手取り:約30万/月(税金等を引いて)
・投資目安金額:3~6万/月
投資をどこで始めたらいいの?
投資はどこでできるの?銀行?郵便局?窓口に行けばいいの?
投資を始めるには銀行口座とは別に証券口座を開設する必要があります。
株、投資信託、国債といったものは証券投資の一種なので、証券口座でしか購入することができません。
この証券口座はメガバンクや各証券会社の窓口で開設することができ、ほとんどの株や、投資信託等はどの証券会社からでも買う事ができます。
もちろん、その証券会社しか扱っていないものもありますが、まず初心者は気にする必要はありません。
でも、絶対にやってはいけないのがこちら。
証券口座を開設するのに絶対にやってはいけないこと
・金融機関の窓口(≒総合証券)で開設をする
上記は店舗があってそこの窓口で口座開設を行うもので、営業担当がついてくれてサポートを行ってくれるので一見初心者には安心と思われるかもしれませんが、これは絶対にやってはいけません!
なぜかと言うと取引手数料、口座開設料といったぼったくりに近い金額をとられるからです。
投資において取引手数料というのはとても大事なので注意しなければなりません。
なので!!
証券口座を作るのには絶対にネット証券で開設しましょう。
手数料の安さは総合証券と比較すると10倍以上安いですし、取り扱ってる投資信託の件数もネット証券の方が多いです。
『総合証券』と『ネット証券』
『総合証券』:実店舗があり担当がついてサポートしてくれる-野村證券、大和証券など
『ネット証券』:開設から取引も全てネットで完了。サポートはないが手数料が安い-楽天証券、SBI証券など
ネット証券も複数ありますがまずは人気の【楽天証券】、【SBI証券】の二つを登録すればOKです。
楽天証券
楽天証券のメリットと言えば、楽天のポイントを使用して投資ができること!
楽天で買い物、旅行、クレジットカードを使用して貯まったポイントで投資信託を買う事ができます。
楽天のポイントは本当に貯まりやすいので、楽天ユーザーの人はもちろんそうでない人も、このタイミングで登録することをおすすめします。
また楽天証券⇔楽天銀行のお金の移動が簡単なのもおすすめポイントです。
ポイント
- 楽天ポイントを使って投資ができる
- 楽天証券⇔楽天銀行のお金の移動が簡単
- 取り扱い銘柄が豊富
- 手数料が安い
SBI証券
よく楽天証券と比較されるネット証券で、取り扱い銘柄や使い勝手もいいです。
SBI証券で貯められるのはTポイントで、取引手数料の1.1%相当を貯めることができます。
ポイント
- Tポイントに対応
- SBI証券⇔住信SBIネット銀行のお金の移動が簡単
- 取り扱い銘柄が豊富
- 手数料が安い
- 新規公開株(IPO)に申込める
- 単元末株(S株)が買える
楽天証券もSBI証券もどちらも人気のネット証券です。
人によって使いやすさがあると思うので、両方の口座を開設して少し使ってからメインを決めればいいと思います。
『新規公開株(IPO)』
未上場の会社が証券取引所に新規上場するときに投資できる仕組み。上場時に株価が上がりやすい傾向があるので、上場前の新規公開株は投資家に人気。
『単元末株(S株)』
少額資金で1株から買える仕組み。通常、日本株は銘柄ごとに100株/口など最低単位である単元株数が決まっています。
初心者におススメ投資は2つ
積み立てNISA
聞いたこともあるかと思いますが、内容を把握すると難易度も高くなく、しかもとってもお得な制度です。
銘柄と毎月のつみたて金額を選んであとは基本放っておくだけでOKなので、はじめて投資をする人にとっても始めやすい方法です。
またつみたてNISAの最大のメリットは運用益が非課税になるということです。
例えば株の売買で10万円利益がでたとすると、利益の20%の税金が取られてしまいますが、積み立てNISAで利益がどれだけ出ても非課税なので、税金は一切取られません。
しかし積み立てNISAには積み立てられる上限額や期限が決まっていたり、積み立てじゃないNISA(=一般NISA)との違いもあるので、最低限のポイントは理解する必要があります。
つみたてNISA | 一般NISA | ||
利用可能者 | 日本に住む20歳以上 | ||
運用可能期間 | 最長20年 | 最長5年 | |
投資限度額 | 年間 | 40万円 | 120万円 |
(月) | (3万3333円) | (10万円) | |
最小投資金額 | 100円~ | ||
投資対象商品 | 金融庁が定めた基準を満たす投資信託、ETF | 日本株・外国株・投資信託 | |
資産の引き出し | いつでも可 | ||
金融機関の変更 | 年単位で可 | ||
その他 | 口座の併用不可、どちらかのみ |
細かいことを言えばきりがありませんが、つみたてNISAは3つのポイントを押さえておきましょう。
ポイント
- 年間40万円(3万3333円/月)
- 20年間非課税で運用できる
- いつでも引き出せる
個人型確定拠出年金iDeCo
つみたてNISAとよく比較されるのがiDeCoで、老後のための資産を個人で形成していく制度です。
iDeCoも毎月つみたてる金額を決めて運用していく点で言えばつみたてNISAと同じですが、運用可能期間、限度額、受け取り方法、優遇される税金面など異なり、とってもお得です。
個人型確定拠出年金iDeCo | ||
利用可能者 | 日本国内に住んでいる人
20歳以上60歳未満 公的年金を払っている人 |
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掛金額(月) | 5,000円~ | |
上限金額(月) | 公務員 | 1万2,000円 |
会社員(企業年金あり) | 1万2,000円・2万円 | |
会社員(企業年金なし) | 2万3,000円 | |
専業主婦 | 2万3,000円 | |
自営業 | 6万8,000円 | |
対象商品 | 元本変動型 | 投資信託(株式、債券など) |
元本確保型 | 定期預金、保険 | |
資産の引き出し | 原則60歳まで引き出せない | |
その他 | 運用期間中の税金控除を受けられる |
iDeCoは該当する人は誰でもできる制度ですが、上限金額は公務員、会社員、専業主婦、自営業のそれぞれによって変わります。
また、iDeCoは老後の資金を目的としたつみたて制度なので、60歳以上の人はできない上、60歳を超えないと引き出すこともできません。
しかし、iDeCo運用期間中は税金の控除を受けられるというメリットもあるので、若い時からやるとそれだけ税金面のメリットも高くなります。
なので新社会人になった方こそすぐにやった方がいいですよ。
年収と掛金を入力するだけで、年間いくらの節税になるかはこちらから計算できます。
iDeCoのメリット
- つみたてた時に税金が安くなる
- 運用益がすべて非課税
- 定期預金といった元本確保型の商品がある
掛金
定期的に支払ったりつみたてたりするお金のこと
控除
ある金額から一定の金額を差し引くこと
まとめ
紹介した『つみたてNISA』と『確定拠出年金iDeCo』はどちらもローリスクローリターンでできる投資方法で、節税になりメリットも大きいので、投資初心者だけじゃなく対象のすべての人にとっておすすめです。
必要以上のお金を預金として預けてるだけはなんのメリットもないので、投資をして資産を運用していきましょう!
もちろん収入や生活状況は人によって異なるので、まずは毎月5,000円ずつとかでもいいと思うので始めてみることが大事です。